お客様ご指定のレフィル(替芯)が入る軸の製作は可能か

パイロットのBRFN-30・BRF-25が装着可能なタイプ以外の製作は出来ないです。

ラインナップされている黒エボナイトと赤マーブルエボナイト以外の素材で作成できないか

現在のところ、この2素材のみで製作しております。

ボールペンの場合、なぜ万年筆のような太い軸が製作されないのか

結論を申しますと、ボールペンは、筆記部分が軸の中心にあるからです。軸が太くなっても筆記部分は軸の中心です。
万年筆は、ペン先を上から見て頂ければ明らかなように、筆記部分が軸の中心(ペン芯の中心)にありません。軸が太くなると大きいペン先が装着され、ペン芯も太くなるため、先端の紙に当たる部分は、太い軸に装着されたペン先ほど、軸中心からずれます。
この違いがあるため、軸外径は大きな制約を受けるのです。

ボールペンでは、軸が太くなると、太くなる分、軸外側と筆記部分(軸の中心)との距離が大きくなります。
この結果、保持したときに、同じ太さの軸であっても、万年筆とボールペンでは、軸と紙との距離も違いが出るため、使用感が大きく影響します。
端的に言って軸が太いボールペンは使いにくいのです。
ボールペンは、筆記時の軸と紙と距離が極端に太くなると、大げさに言えば筆記時に軸越しに先端が見えなくなる場合もあります。
極端に太いボールペンが存在しないのはこのためです。
軸の中心に筆記部分がある場合、軸が太くなると使いにくくなってしまうため、当店の製造スタンスでは12ミリがもっとも妥当な太さと考え、製作しております。
12ミリのボールペンは、ボールペンの中でも、使用感を損なわない範囲内で、上限といえる太さですので、保持加減は良好です。

なお、キャップレス万年筆の細軸タイプの「デシモ」と、それ以外の、デシモより太い通常のキャップレスでも同様のことが言えます。
キャップレスは、軸径が太くても細くても、筆記される部分の位置が同じです。
デシモとそれ以外のキャップレスは、軸径が違いますので、デシモとそれ以外のキャップレスは、持った感じ、結構違いがあります。
通常のキャップレスは少し太いと感じられる方がいらっしゃるかもしれません。

筆記部分が軸の断面のうち、どの位置にあるかで、使用感は大きく異なるものですし、軸の中心にある場合、持ったとき、軸が少し太く感じる場合もあります。