当店では、メーカー設備と同等のペン先調整設備を有しており、独自の調整器具も考案し、ペン先のもつ良い書き味を引き出しております。
すべての商品、実際にインクを入れて書き味をチェックし、必要に応じてペン先の調整を施しています。
採算度外視した手法をとっており、かなり時間を掛けて行っております。
メーカーが行っている最終検品をさらに時間を掛けて行っているような感じです。

当店の検品調整スタンスについて

調整以前に、そもそも性能に問題がある商品は、販売するべきではないと考えております。調整しても良くならないからです。
「検品」の結果、何もする必要がなければ、そもそも「調整」する必要はないと考えております。
なんでも調整すれば良いというわけではありませんし、調整の必要がないものを調整する必要はありません。調整する必要があるか否かの見極めこそ「検品」作業の実態となります。
この結果、入荷商品の状態によって、当店の商品と、他店ご購入品をがほとんど変わらないこともありますし、大いに向上していることもあります。
検品調整を施すことにより、お客様に試し書きをしていただかなくてもご満足いただける商品をお届けできると確信しておりますし、そのように考えたからこそ、通販展開をしている次第です。
検品調整作業の実際は、作業時間のうちの大半はルーペで確認する作業となります。
専門技術があれば、医師の方が聴診器で診断するように、ペン先先端をルーペで観察すれば、書いてみなくても、見ただけで書き味はある程度わかります。

当店の検品調整作業内容

当店の検品調整作業は、大きくわけて、以下の作業となります。

ペン先先端形状・
ペン芯との合わせ具合の確認
ペン先書き味確認・調整 
インク出の確認・調整
 軸傷等のチェック・修正
その他の作業

 

以下、上記項目ごとに詳細をご説明させて頂きます。

検品調整作業の実際

当店では、取り扱っているパイロット製品を含め、すべての商品、実際にインクを入れてテストしています。最低カートリッジ1/3から1/2くらいの量のインクを使って筆記をすることにより、状態をテストし、終了後は「完全に」洗浄してからお納めしています。

ペン先先端形状・ペン芯との合わせ具合の確認

まず、ペン先の軸へのセッティング状態を確認します。
ペン先先端をルーペで確認し、先端が揃っているか、ペン先に変形等がないか確認致します。
また、ペン芯とペン先が適切に装着されているかを確認します。
先端の調子(食い違いの有無)形状を確認後、ズレがある場合は、ぴったりと合わせます。
その後、後述のインク出を設定し、ご希望のインク出のもとで書き味に問題がある場合は、書き味を良くしています。
必要に応じて、ペン先ペン芯の位置関係の調整、変形の修正等を行います。

ペン先書き味確認・調整

軸の中に実際インクを入れて筆記し、書き味の確認・インク出の調整を行います。
通常、店頭では、インクをペン先に少し着けて試しますが、軸の中にインクを入れて、ペン芯を通じてインク出を確認しないと、ペン芯性能を含めた総合的な状態はわかりません。
当店では、すべて実際インクを入れてテストしています。
書き味のポテンシャルを高めることが出来る場合は、ちょう基本的にメーカーの作り上げた形状は変更しません。適正な書き味の調整量とは、調整前後区別がつかない程度でじゅうぶんです。
書き味の調整や、必要な場合のみ行う先端の研削作業は、よく行われている簡単にサンドペーパーやフィルムなどを用いた中仕上げ程度の仕上がりで済ませることはせず、商品価格に関わらず、納得いくまで、メーカーと同じ手法で完璧に仕上げまで行っています。
書き味改善方法は、いろいろな手法をずいぶんいろいろ考えましたが、完成させたシステムですが、それは結果としてメーカーと同じ手法でした。安心して頂ける調整方法と自負しております。
原則として、お客様の筆記角度にあわせた調整ということは必要ないと考えております。ご使用なさる方の筆記角度に合わせなくても十分ご満足いただける品物になるものです。将来的に筆記角度は変わる可能性もありますし、筆記角度を限定した調整をすることは有害でもあるのです。
この結果、先端形状はメーカー出荷形状から逸脱しておりませんし、見た目にもまったくわからない状態です。
一連の作業は、メーカーと同等の本格的な設備で行っており、一部は当店独自の器具を使用して行っております。

インク出の確認・調整

インク出は書き味とはまったく別の事柄となります。
端的に申しますと、書き味は紙との抵抗、インク出は紙上に流れ出るインクの量です。
万年筆は、書き味が悪くても、書き込めば良くなると言われることがありますが、インク出は、書き込んでも良くなるものではありませんし、悪くなるものでもありません。もし、書き込んでインク出が良くなったとしたら、ペン先が変形して異常な状態になってしまっている可能性があります。
インク出は、お客様ごとのお好みをお尋ねして調整するのが理想です。
筆圧が弱い方向けのインク出が少ない万年筆も、筆圧が強い方がお使いになると、インク出が多めになってしまうのです。
インク出が筆圧との相関関係に見合ったとおりのご希望通りですと、万年筆に対する印象がとても良くなります。
書き味が良い万年筆でも、インク出がご希望とは異なると、良い印象が持てないことがあります。書き味が悪くても、インク出がご希望通りの万年筆の方が良く思ってしまうことすらあるのです。
どちらかと申しますと、インク出が多い方が書き味よく感じるため、好まれます。
インク出が多いことが最良というわけでもないのですが、インク出が多く、書き味も良いと、硬いペン先も柔らかく感じますし、「視的書き味」とでも言える事柄として、筆記しながらまさにペン先先端から多めに流れ出るインクを目視すると、書き味よく感じるものです。
インク出が少ないと、筆記描線に濃淡がつきます。この濃淡は、多目のインク出では実現できないものです。
インク出はご希望次第ではございますが、万年筆を使い始めの方は、インク出が少ない状態をお好みになる傾向が多いです。使い慣れてくると、お好みが変化し、インク出が多い状態をお好みになることが多いです。

特にご希望なければ、そのペン先にとって一番ベストと考えられるおすすめのインク出(多めではなく、中くらいのインク出)でお納めしています。
実際は、8割以上のお客様が、結果的にこのおすすめの設定で行わせて頂いており、ご満足頂いております。
当店の自社製品を、お取扱頂いているお店では、このおすすめのインク出設定となっております。

どんなペン先でも、少なめから多めまで無段階に幅広くセッティングできるわけでもありませんし、インク出はペン芯の性能にもよるため、限界もありますが、ある程度の幅で調整は可能です。
インターネット販売店の商品レビューなどで、インク出が悪い商品を酷評されている例を散見します。多くの方はインク出が多めの状態をご希望になる傾向にあるため、インク出が少なめよりは多い状態で市場に出ているのが理想的なのかもしれませんが、インク出のお好みはお客様ごとに違いがありますので、市販の商品がお客様のご希望通りのインク出ではないこともあります。最近はどちらかと申しますと、メーカー出荷状態でインク出が以前より多めに設定されている商品が多いものの、インク出がご希望とは違うということは、商品の品質が悪いということではありません。
また、通常、メーカー出荷状態の商品は、ある一定のインク出で整えらるため、店頭などで同一商品を複数本を試しても、インク出は大差ないものです。もし差があるとしたら品質にばらつきがあるということに他なりません。
さらに、店頭でよく行われる、ペン先に少しインクをつけて書くような方法では、実際のインク出は正確に体感して頂くことは容易ではありません。厳密には、中にインクを入れて、ペン芯を通じたインク出でなければ、正確な出は判別できません。

作業終了後は、インクを完全に洗浄し、水分を除去してお届けしております。
洗浄の際はペン先ペン芯を分解しませんので、洗浄に伴う取り付け強度の低下はありません。

軸傷等のチェック・修正

プラスチック表面に万一傷などがあった場合は、当店の軸生産設備(メーカーと同等の設備)で、軸傷を念入りに除去し、発送しています。
メーカーが出荷前に行っている作業とまったく同じ水準で作業できます。
当店では、不特定多数の方が試し書きをされるということはないため、お客様が試し書きをなさって傷がつくなどということはないので、軸傷を除去しなければならないようなケースは少ないです。
万一軸傷があってそれを除去したとしても、除去したことは全くわかりません。
また、ここで言う傷は、明るい光の下で見ないとわからない程度、よくよく見ないとわからない程度の傷です。
ひどい場合は、メーカーに交換して頂いておりますが、メーカー出荷状態でも、許容範囲内の傷があった場合、メーカー同等設備で傷除去を行っております。
当店では、傷のチェックと軸磨きはかなり得意としておりますので、完璧に除去できるという強みがあります。大手メーカーと同一レベルのmasahiro万年筆製作所製品の生産設備(軸傷除去設備)で、表面の傷を除去してからお納めしております

その他の作業

コンバーターを同時にお求めの場合は、コンバーターを装着の上発送させて頂くこともできます。
コンバーターは、装着部分がとても固いことがあり、中途半端な取り付け状態でお使い頂くことがないよう、しっかりと取り付けた上で発送することも可能です。

軸と首の間にパッキンが装着されている商品の場合、パッキンの固さと素材の様子についてもチェックしております。

特に気遣っている点

当店の代表者は、万年筆をとことん愛用してきた経緯がございます。
そのため、検品調整のすえ、商品を傷めるようなことは絶対にあってはならないと考えております。
一例として、当店では、ペン先に金属を入れて調整したりするようなことはしていません。ペン先に金属を入れて調整すると、ペン先スリットが削れて広がりかねないです。新品の調整のために、商品を劣化させるようなことは一切しておりません。

商品の実力を超える状態にするには限界があります

検品調整と申しましても、特別な魔法をかけるわけではありませんので、調整によって、商品のもつ実力以上の書き味などに変化させることは出来ないです。
書き味は必ずしも価格に比例するものでもありませんが、当店で検品調整を施せば、安価なものでも、高額な商品を超えるすごい書き味に変化させることが出来るわけではありません。

検品調整費用について

検品調整内容としては、現在、他店実勢価格で5,000円から10,000円で行われているようなレベルの作業となります。
ご購入時にご希望頂ければ、検品調整費用は別途頂いておりません。
お届け後、ご希望のインク出とは異なった出具合とお感じになった場合、お客様のお手元に到着後10日以内にご連絡頂ければ、作業料金無料で再調整致します。
後日、インク出のお好みが変化したり、ご使用になる紙の紙質が変わったことにより、インク出具合を変更することは可能ですが、作業料金(上限数千円程度の実費)を頂く場合もございます。インク出変更確認作業も、かなりの時間を掛けて慎重に行うべき作業となるため、ご理解いただければ誠に幸いです。

検品調整のご希望ご連絡方法について

現在、オンラインショップでは、ご注文時、ご希望をおたずねできるシステムになっております。
ご不明な点は、お問い合わせ頂ければ幸いです。

検品調整にまつわる諸問題

インク出と字幅

インク出が多いと字幅が少し太くなり、少ないと字幅は少し細くなります。
このようにインク出によって字幅が変わるといっても、あくまで字幅基準の範囲内です。
したがって、パイロットのFペン先のインク出を絞ってもEFペン先の字幅にはなりませんし、Fペン先のインク出を増やしてもFMペン先の字幅にはなりません。
そもそもインク出は字幅をコントロールするために行うものではなく、インク出によって字幅をコントロールすることは出来ないです。
字幅は、ペン先先端の大きさによって決まりますので、先端の大きさが変わらない限り、太くも細くも出来ません。

商品の実際と試し書きについて

一般的にメーカーでは、ペン先・ペン芯を組み立てたあと、カートリッジなどからインクをペン芯に通して書き味テストはしていませんし、ペン先にインクをつけて書き味をテストすることはありません。
インク出については、バラツキが出ないように、合わせていますが、最終的にインクを用いてテストすることはありません。
当店では、インク出がご希望通りか、完全な状態を見たいため、パイロットのカスタム823や、カスタムヘリテイジ92のような軸に直接インクを吸入するタイプ以外は、すべて実際にインクを入れてテストしています。
より確実には、このくらいしなければ個々の性能はわからないからです。

書き味とインク出が良いレベルであれば、試し書きは不要な位ですし、店頭の試し書きでは本当のところはわからないものです。

ペン芯のインク出(追い風効果)は店頭での一般的な試し書きでは確認できない

これまで上でご説明した「インク出」とは、「ペン先のインク出設定」のことです。
これとは別に、インク出は、ペン芯性能によって大きく左右します。ペン先のインク出設定が多めでも少なめでも、「ペン芯のインク出設定」は、ペン先のインク出設定に必要な量を十分に超える量が確保されていなければなりません。
ペン芯のインク出設定は、一般に広く行われているような、店頭でインクをペン先に付けて書いた試し書き位ではわかりません。ペン芯開発に使うような専門的な試験機で測定できない通常の環境下では、万年筆にインクを入れてある程度の時間・ある程度の量の文字を書いてみないとわからないものです。
店頭で立った姿勢で筆記しても、座ってじっくり書くようには試せないものです。立った姿勢で書いた方が、良好に感じるものです。店頭で書いてみても、的確な判断は出来ないものです。
もし、首内部やペン芯等のインク流路が原因でインクの出具合に問題があった場合(このような商品も無いわけではありません)、その万年筆はそもそも改善が原則として不可能です。
ぼた落ちしないという前提で、ペン芯がペン先に必要量以上のインクを常に送り届ける効果、これをペン芯の「追い風効果」といいます。ペン芯には、追い風効果が必要ですが、
パイロットの商品では追い風効果が優れないペン芯はありませんが、追い風効果に優れないペン芯が装着された商品では、筆記時インク出具合にムラが出たり、中にインクが入っているのにインクが出ないといったことが起きます。ペン芯はペン先以上に大切なことです。
もっとも、このペン芯のインク出については、当店販売商品の場合は、ご心配はいりませんが、特に古い万年筆などで、ペン芯に問題があっても、ちょっと書いただけでは判別は著しく困難です。
追い風効果は、当店の自社ペン芯の開発には欠かせない必要条件となります。

万年筆の書き味などは書き込んで良くなるものなのか

万年筆は、書き込んで良くするものと言われることがあります。
この点、インク出だけは、書き込んでも良くなりません。インク出にご不満なものは、調整するしかありません。
インク出設定がご希望通りならば、書き味自体は、書き込んでいって良くなる可能性があります。
すなわち、使い始めのスタートラインが、インク出設定がご希望通りであり、書き味も、問題ないものだったら、書き込むことによって、あなたに合った、本当に良いペン先になります。書き味が悪いものを、書き込んで良くしようというのは、現実的ではないのです。
書き込んでいって、ペン先地金耐える以上の筆圧を加えてしまい変形した場合、すなわち、ペン先先端が反るように曲がったり、ペン先の左右先端が上下にずれるように食い違ったりした場合は、筆圧や筆記角度に万年筆ペン先が変形してなじんだのではありません。
ペン先が変形してしまったのであり、決して「なじんだ」というような話ではありません。食い違ったり変形したペン先は、かえってざらつきなどの要因になっておりますので、書き味の悪化などにご自身でお気づきになることが多く、修理が必要です。食い違ったり変形した状態のまま「書き込む」のは、ペン先にとって何のメリットもありません。

未調整で、ご希望インク出で、書き味も申し分ないものが購入できたならば、何も調整はいりません。

ちなみに、先端形状を削らなければならないケースも、ないわけではありません。
当店の経験では、お体が不自由で、通常の保持が出来ない方のために、かなり大胆に、また、通常の調整域を出た角度で削り落としたことがあります。
結果的にご満足いただいたご様子でしたが、削る必要がある場合もあります。
重要なのは、削る必要があるか否かの見極めることです。

ちなみに、万年筆の妙が味わえるのは、インク出良い状態で軽い筆圧で書いたときです。
様々なインク出で調整をした品物が、各店舗店頭にも用意されているとしたら、おもしろいかもしれません。
もしそれが難しいならば(というか現状の万年筆購入実際界がそうなのかもしれませんが)、どのメーカーのものも、メーカー出荷状態でご満足頂けなかったら、当店のようなところで検品させていただいたものをお求め頂くか、他店でご購入後メーカーや当店に調整依頼して頂くしかありません。

万人向けの調整について

インク出はお客様のご希望に合わせると好結果となりますが、ほとんどのお客様が、少し多めのインク出をご希望になります。
また、現在の市販品の多くも、少し多めのインク出で設定されているものが多いです。
商品に装着されているペン先の硬さと、そのペン先で理想的な筆圧、そして、理想的なインク出というものは存在します。
この、一番理想的な状態でお使い頂くのが、一番おすすめです。
このおすすめの状態こそが、当店の考える万人向けの調整結果ということになります。
現実には8割以上の方が、おすすめの状態をご希望頂いております。

masahiro万年筆製作所製品の出荷状態の場合

当店直販商品は、お客様にご希望をお伺いしておりますが、お取扱店の、masahiro万年筆製作所製品は、すべて、このおすすめの状態となっております。
装着されているペン先にもっとも理想的な筆圧でお書きになることを前提に、インク出はおすすめの状態になっております。
このため、基本的に、お取扱店でお求め頂いても全く問題無くご使用頂けるように工夫しております。

その他メーカー品の出荷状態の場合

メーカー出荷状態がいわゆる万人向けのおすすめ状態であると思われておりますが、実際は、インク出が絞りすぎとも思えるものもあります。
最近では、同じ商品でも以前と比べてインク出が多めに設定されている商品もありますが、ボールペンが普及して強い筆圧でお書きになる方が多いためか、インク出は絞り気味のものが少なくないものも多いです。
絞り気味のものは、筆圧が弱い方には出が極端に少ない商品となってしまいますので、当店で検品調整させて頂くメリットがあります。

書き味に関連する事項

物理的弾力が硬いペン先でも書き味良ければ軟らかく感じる心理的弾力について

物理的に軟らかいペン先はソフトなタッチとなりますし、硬いペン先は硬いタッチです。
硬いタッチのペン先を物理的に軟らかくすることはできません。
もともとのペン先の硬さから感じる硬さ軟らかさである弾力のことを「物理的弾力」と言うとすると、似て非なるものに、「心理的弾力」と呼べる弾力があると考えます。
心理的弾力とは、書き味の良さを求める意味での弾力のことです。
書き味が良ければ、全く同じ硬さのペン先なのに、それだけで、「軟らかく」感じるものです。また、インク出は多い方が、少ない状態よりも軟らかく感じます。
この心理的に感じる弾力とは、実は書き味の良さ、そのものなのです。
書き味が良ければ、物理的弾力の違いをカバーすることもできます。
それだけ、書き味の良さは大事であり、書き味の良さは、他の要素をも違った印象にさせるような効果まであるのです。

太いペン先ほど書き味が良い

太いペン先の方が紙に当たる先端イリドスミン合金の大きさが大きいので、単位面積当たりの力が小さく、筆圧が分散されるため、書き味がよく、「軟らかく」感じます。細いペン先でも書き味は良いのですが、太いペン先の太さゆえの筆圧が分散された書き味は細いペン先では実現できません。

ざらつきと運筆抵抗

書き味の良いペン先とはどのようなペン先のことでしょうか。
この点、紙との適度な抵抗があるペン先が書き味良いペン先であり、この「適度な抵抗」が書き味の要素と考えております。
抵抗が全くないすべすべしたペン先ではなく、適度な抵抗を追求するのです。
適度な抵抗は、ペン先や紙質によって大きく変化します。
紙をひっかくようなざらつきはあってはなりませんが、適度な抵抗は、すべすべと紙一重ではあるものの、極めて重要な要素です。
この適度な抵抗のことを、当店では「運筆抵抗(うんぴつていこう)」と称し、書き味調整の課題として取り組んで参りました。
書き味の調整とは、すなわち、運筆抵抗との戦いなのです。

お気軽にお問い合わせください。080-8106-3964作業中等、出られない場合もございます。

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